日常

落ちる私を受け止めて

待ち合わせ時刻に遅れたので、「ごめーん、まったぁ?」と初デートに遅れてしまった彼女のように登場してみたところ、松本くん(イケメンに定評がある)に冷めきった視線を投げかけられた。やだ、ドキドキしちゃう…。 先日、おいしいお店を新規開拓し心ゆく…

お悩み相談室と役に立たない妄想力

私は塾講師のアルバイトをしている。子どもたちの可能性を伸ばすという、崇高なる理念のもとに、男子中高生と仲を深める毎日だ。あっ、もちろん手を出したりはしていません、良識の範囲内で、お付き合いをさせていただいております。グヘヘヘヘ。 人前だと普…

愉快な新歓コンパ

四月。そこには新たな出会いへの期待で、胸を躍らせる時。私が通う大学にも数多くの十代の若者たちが入学してきた。 にわかに大学内は若いオーラで満ち溢れ、どこにこんなに居たんだよ!と思ってしまうほどの数の人であふれかえる。学食は混雑しすぎて、もは…

片想いというよりはファン

最近、私の「好き」と、世の中の「好き」に微妙に隔たりがあることに気付いてしまった。 私には、好きな人が常に数人居るのだ。いや、こう書くとまるで「凄く気の多い奴だ」と思われてしまうか。でもそうなのだ。 もちろん好きな人がたくさん居るからと言っ…

修学旅行の熱い夜

所用で、朝から京都まで足を運んだ。諸君は京都と言えば、何を思い浮かべるだろうか。仏閣?お茶屋?日本文化? ノンノン、私の答えはズバリ一つ。「学生の街」である。 というわけで、用事があるとはいえ浮き立つ足取り。新幹線でちょちょいと本を読んでい…

馴れ合わない私たち

「私はさぁ、世の中には自分のものじゃない価値観が多すぎると思うのよね」と語るのは、友人のあい子である。 「例えば、勝ち組とか負け組ってあるじゃない?あれって要は、世間的には三十過ぎて結婚もしてない女は、売れ残りの負け組だって話だったりするわ…

ゴールデン男子校吹奏楽部ウィーク

私は吹奏楽の生演奏を聞くのが好きだ。CDやDVDも好きだが、やはり生が一番である。音が振動となって身体を震わせるのを感じるのは、素晴らしい。 今日は後輩とカラオケに行こうという約束をしていた。彼らとの待ち合わせは一時。ギリギリ(時にはアウト)で待…

年上の彼 年下の君

非常に私的な見解ではあるが、男同士の関係には「おおっぴらにできない背徳感」と「それでも抑えきれない恋情」が欠かせないと考える。 本日はそんな秘密の関係に、心ときめかせた。 Gさんは私より一つ年上の、ゆるゆるふわりとした女性である。髪の毛をふん…

少年の 視線が伝える 片想い

あぁ、私とこの人たちは違う人種なのね…。 お金に関するお仕事をなさっている方々のお話を聞きながら、一人ごちる。 彼らが熱くお金の管理や会計などについて語る間、ひしひしと感じる違和感。ボケッとしたいかにも間抜けそうな私に注がれる、なんでお前ここ…