2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雲散霧消する青春時代

ふと「そうめんが食べたい」と思い、後輩とそうめん会を催した私。個性豊かな後輩たちは、そうめんにじゃこ天やらきゅうりやらを入れたがって、さぁ大変! てんやわんやの末に出来上がったそうめんは、とってもおいしくて、私たちは満腹になったのでした。 …

男四人の台所

薄く褐色に染まったそれを口に含む。それは滑らかに舌の上を滑り、私の欲望を少しずつ満たしていってくれる。 たった一度では足りなくて、なんどもなんども繰り返す。 何人もの男がそれを囲み、欲望がみちた時に誰からともなく言葉がこぼれた。 「はーもうお…

叶える気のない片想い

最近の私には気になる人が居る。どれくらい気になるかというと、「今なにしてるのかな?」と考えてしまって夜も眠れなかったり、抱き締めたくてたまらない気持ちを抑えて、かわりに枕を抱きしめたりしてしまうくらいなのだ。 そんな彼は、私のバイト先によく…

ヒゲと大人と子供時代

もうお盆であるし、特にでかける用事もなかったので、ここ数日でヒゲを伸ばしてみた。 人からよく童顔だと言われるので、「もしかしてヒゲを伸ばせば、マンガでよく見る『ヒゲ面だけど童顔でカワイイ』というアレを実現できるのでは!?」と考えてのことであ…

その手触りは恋

前回に引き続き、今回も少年の頭を撫でた話しをしようと思う。なに?お前は少年の頭にそんなに気軽に触っているのかって? そんなわけあるかこのコンコンチキめ!!そこになおれ!! いいか、私はな。少年の頭部に触れる際に、石臼で挽かれるそば殻のように…

年下の男の子

あと少しで手がのびそうになるが、それを我慢する。歯がゆい。その歯がゆさがたまらぬ。おもわず持ち上がる腕を、意志の力でおさえつけた。まるで叶わぬ恋心をおさえこむ、下町の乙女のようではないか。 胸のうちで猛り狂う思いは次第に勢いをまし、意志の力…

祭の夜

ヒュルルルルルル、ド~ン!! 窓の外から聞こえたのは、夏の風物詩らしい音だ。そう、花火である。花火に夏祭りといえば、世の多くの人々が熱狂し、大いに飲み食い、中には踊り始める者も出るイベントなのだ。 そして私の地元でも、昨日は夏祭りがおこなわ…