言語を忘れる日も近い

 

 初心に帰ろうと数年前の自分のブログを読み返していたら、キラキラしていて目が痛くなった。わ、私ってこんなに楽しそうに毎日を送っていたの!?

 

 

 へっぽこぴーなのは変わらないが、昔の私はずいぶんと前向きにへっぽこぴーだったみたいだ。妄想も明るいものが多い。今など、気を抜くと「おじさんにしか興奮しない男の子が、それ目的で体を売る話」などを考えている。暗い。

 原因はやはり、友だちとなんとなく集まってどうでもいい話をしている時間が減ったからだろうか。人間というものは一人の時間が長くなると、ついつい余計なことを考えて鬱々としがちだ。

 

 話はちょっと変わるが、私は最近ようやく、人と会話することも技術なのだということを理解するに至った。久しぶりに人と会って話す時、言葉がぜんぜん出てこない自分に気づいたのだ。

 会話というのは、実に多岐にわたる要素でできている。何を話すか、相手の言葉を即座に理解する時間、間のとり方、適切な相槌。誰かと話すことに疲れてしまう人がたくさんいるのも、仕方ないことだと思う。

 毎日のように人と会って話していた時は当たり前にできていたことだが、気が付いたらまったくできなくなっていて、コミュ障まっしぐら。喋り出すタイミングがつかめず、カオナシのように「ア……ア……」と意味のない音を発してしまう。

 

 ああ、また愚痴めいたことを書いてしまった。生活が固定化すると、新しい物が生まれなくなるように思う。外に出かけて、いろんな人と話しているほうが、健康を保ちやすい。

 気の置けない仲間と集まって、どうでもいい話に花を咲かせていた時間が懐かしい。今の私に必要なのは、毒にも薬にもならない雑談だ。電話じゃだめだ、面と向かって時間を浪費しないとだめだ。

 

 そのように思ったので、この土日は誰か友人を誘って出かけてみようと思います。誰も付き合ってくれなかったら悲しいけど、久しぶりに連絡をとるだけでもきっといいよね、うんうん。

 ついでに町中で男の子ウォッチングでもしようっと。

 

 

 

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 それでは皆さま、週後半もどうにかこうにか乗り切りましょう。