涼しい風が吹き始め、かすかに街路樹が色づき始めた道を、おれは足取り軽く歩いていた。本の入った袋の重みが嬉しくて、足元がふわふわと落ち着かないのだ。先月多めにバイトのシフトをいれた甲斐あって、お金に余裕ができたので、以前から欲しかった本を買…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。